「KAMARADES PELL」、このタイトルはブルトン語で「遠くの仲間」を意味します。この「仲間」とは、作者の架空の踊り仲間であり、歴史上の人物であり、調査の中で出会った実在の人物など...を指しています。

井上は2022年にダンスの研究と作品創作の目的でフランスにきました。その目的の一つが、ブルトンダンスの調査です。井上はフランスにくる前から様々な形でケルト文明やブルトン文化の一角に触れ、日本文化と親和性を感じてきました。本展では、彼女の調査を通して体験した一端を、お祭りのようにこのカフェに仕立てることでユーモラスに展開します。